26Dec
オリエンタル(=東方の)という言葉、ベリーダンスをしているとよく聞くと思いますが、
いまいちピンと来ませんよね?
ベリーダンスで言うオリエンタルとは、エジプシャンスタイルとターキッシュスタイルを合わせたものを指すことが多いようです。
例えば、
『紅茶』の中に「ダージリン」や「アールグレイ」があるように、
『オリエンタル』の中に「エジプシャン」と「ターキッシュ」があります。
エジプシャンとターキッシュの違いは、また別途お話します。
今回は、オリエンタルの衣装についてご案内します。
一番見分けやすいのは、黒っぽい衣装やコインが着いているような、トライバルスタイルの衣装ではないベリーダンスっぽい衣装は
たいていオリエンタル衣装です。
その中でも、ヒップワークがより分かりやすいエジプシャン衣装や、ブラとベルトに分かれていて、ブラのビーズ部分が繊細で多めな
ターキッシュ衣装に分かれます。ターキッシュの衣装は、両太ももにスリットが入っていることが多く、露出が多めです。
最近ではエジプシャンの曲でもターキッシュ衣装で踊られたり、その逆もあったり、そこまで厳しくはないように感じます。
個人的には、曲に合っていて、自分が踊りやすく気に入ったものであればいいのではないかと思います。
例えば、ターンの多い曲だとボリュームのあるフレアスカートの方が似合っていると思いますし、
あまり動かず、ヒップワーク多めのものだとエジプシャンスタイルの方がいいと思います。
また、移動の多い場合はスリットが入っている方がスカートを踏むリスクがない分踊りやすくなります。
他にも、最近では社交ダンスのようなフリフリがスリットに入ったものも人気ですし、さらに全体的にフリフリの
ロシアの衣装も人気です。
私は、そんなに下品でなければ、目くじら立てて「ベリーダンスの衣装はこうなんだから・・・!」とヒステリックにあまり思わなくていいと思います。
「なんのために踊るのか?」という目的にもよります。
例えば、ベリーダンスを何か知らない一般の方に見せるイベントなどで踊る衣装は、やはりそれなりのものが必要だと思います。
それでも実際に着て踊る本人が満足しないような衣装なら、多少本来のオリエンタルとは違っていてもダンサー本人が気に入った衣装がいいと思うのです。
自分の気に入った衣装を着て踊っているときが、一番楽しいですし、輝いて見えると私は思っています。
見ている人を大切にするには、
自分の気持ちを大事にできないと本末転倒だと思うのです。