1Sep
“depend on music” “follow music”
この音楽でどのように踊ったらいいの? 振付を作る時のルールは??
踊り方に私が困惑していると、Sadia師匠はこう言います。”depend on music”
今までしっくりこなかったけれど、少し、ほんのすこ~しだけ分かったような気がします。
こんにちは、Mish Mishです。
今日から9月ですね。すっかり肌寒くなって秋の訪れを感じます。
先日、アラディーンさんの生演奏で踊るハフラに参加させていただきました。カヌーン・ウード・ダラブッカの編成です。
私は<<Mashaal>>という曲を踊りました。7割くらい即興で一曲10分くらいの曲、汗だくになりながらなんとか踊り切りました。
この曲、1か月前にリハーサルがあってからある程度振付は用意していました。
曲の構成は、ある程度決まっているメロディー部分と、タクシーム(ミュージシャンの即興演奏の部分)が3か所あったので、当日変わるのはタクシーム部分だけだろうと思って振付を用意していました。
「この部分はこう踊りたい、ここはこんな感じで盛り上げていきたい」と自分なりにイメージを膨らませていました。
・・・が、当日の朝のリハーサルでびっくりしました。タクシーム以外の部分も、トレモロ部分がアクセントになっていたり、リハーサルではアクセント2か所だったところが3か所だったり、ウードで演奏されていた箇所がカヌーンだったり!?!?!?! かなり動揺しました。
これはもう、用意してきた振付はすっかり忘れて、その瞬間を思い切り楽しもうと思って本番に臨みました。
案の定、本番は1か月前のリハーサルとも、朝のリハーサルとも違う演奏でした。
でも、どうしよう・・・ではなくて、すごく楽しかったです!!!
一度きりの演奏で、二度とと同じ演奏はなく、私も二度と同じ踊りはできません。生きた音楽に生きた踊り。 CDの曲を決まった振付で踊るのでは味わえない感覚でした。
おかげさまで、Sadia師匠の言っている”depend on music” “follow music”の意味がなんとなく分かった気がします。
生演奏では、自分が踊りたいように踊っていては、音楽に合わず、とてもちぐはぐなダンスになってしまうというのを痛感しました。
例えば私はここはヒップサークルをしたいけど、実際に演奏するのはミュージシャンです。ミュージシャンがトレモロで盛り上げてくれているのにゆっくりしたヒップサークルでシミーをしないのはおかしい・・・という部分もありました。
「どういう風に踊ればいいのかは音楽が教えてくれるんだ。だから音楽を聴いて、音楽を追いかけて身体を動かしていくとはこういうことなのね」
本番で踊りながら感じた感想です。
CDの曲だけでは決して気付けなかったことで、とても貴重な機会をいただけて感謝しています。
今回の経験は私にとってとても大きな意味のある経験になりました。最近はテクニックを誇示するアクロバティックなスタイルも多いけれど(それはそれで見応えがあって好きです)、主役はあくまでも音楽だと実感したので、改めてオリエンタル本来のルーツを探求していきたいなぁと思いました。勉強不足の未熟者ですが、もっと音楽に寄り添って踊れるように頑張ります~!!